ドクター山見 公式ウェブサイト:ダイビング医学・潜水医学 diving medicine ダイバー検診  
    ダイバー検診の項目
   
    呼吸機能検査
  呼吸機能検査 測定方法<職業ダイバーの方へ>
高気圧作業安全衛生規則は、肺活量の測定を行うよう定めています。肺の圧外傷のリスクを知るには肺活量より1秒率のほうが有用です。ダイバー検診では、肺活量と1秒率の両方を測定します。
大きく息を吸った状態から一揆に吐き出したとき、はじめの1秒間に排出される量を1秒量といいます。この1秒量が肺活量の何%か計算した数値が1秒率です。1秒率は70%以上なければ肺が破けやすい(いわゆる肺破裂:肺の気圧外傷を起こしやすい)傾向があります。
  呼吸機能検査 測定方法測定結果
VC 肺活量
FEV1% 1秒間に肺全体の空気の何%を吐くことができるかを検査する。

  呼吸機能検査 換気分類図換気分類図
拘束性 肺の空気を吐き出す機能。1秒間に70%以上吐き出せないとダイビングは危険。
閉塞性 肺の広がりの良し悪しをみる。80%より低い場合を「広がりが悪い」と判定する。
  呼吸機能検査 スパイログラムスパイログラム
縦軸 肺と気道に入っている空気の量(リットル)。大きく吸うと高くなる。
横軸 時間(秒)
   

ダイバー検診の項目[ 心エコー/頚動脈エコー ]
Copyright(c)2007-2010 Diving Medicine -Nobuo Yamami-.All Rights Reserved